皆さん、こんにちは。せきねもんです。
最近、世界経済のニュースを見ていると、AIチップを巡る競争が新たなステージに入った、という報道をよく目にします。正直、この手の先端技術の話題は、専門的で少し遠い世界の話だと感じてしまう方もいるかもしれません。
ですが、僕の経験上、こうした「技術のパラダイムシフト」の兆候こそが、僕たち個人の資産形成のヒントの宝庫なんです。
特に「せきねもん 資産」というテーマで発信する以上、今のAIチップ競争が、我々の未来のキャッシュフローや投資戦略にどう関わってくるのか。その核心を、僕自身の視点から今日は深く掘り下げてみたいと思います。
AIチップ競争の「新局面」が意味すること
これまでのAIチップ競争は、言ってみれば「高性能なエンジンをいかに速く作るか」という、純粋なスペック競争でした。
しかし、今は違います。競争の軸が「性能」から「エコシステム（生態系）」の構築へとシフトしているのが、今回の新局面の最大の特徴です。
単にすごいチップを開発しただけではダメ。そのチップを使って、どれだけ多くのデベロッパーが、どれだけ魅力的なアプリケーションやサービスを生み出せるか。ここに焦点が当たってきているわけです。
これは、僕がIT事業を立ち上げた初期を思い出させますね。
初期はプロダクトの質がすべてでしたが、ある一点を超えると、次に重要になるのは「いかに使いやすいプラットフォームにするか」「いかに多くの仲間（開発者）を呼び込めるか」という点でしたから。
資産家が注目すべき「プラットフォームの覇権争い」
このエコシステム争いを見るとき、我々が資産形成の視点から注目すべきは、「誰がルールメーカーになるか」という点です。
ゲームのルールを決める側につけるか、それともルールの中でプレーする側にとどまるか。
高性能なチップを製造する企業だけを追いかけるのは、短期的な見方かもしれません。
本当に長期的なリターンを狙うなら、そのチップを前提とした「OS」や「ミドルウェア」、そして「データ流通の基盤」を握る企業に目を向けるべきです。
それは、一見地味に見えますが、彼らがインフラを固めることで、後から参入する無数のビジネスが成り立っていくからです。まるで、砂漠に水を引くインフラを整備するようなものです。
僕が投資先を選ぶ際にも、派手なサービス名よりも、その根幹を支える技術やインフラにどれだけ「粘着性」があるかを重視しています。
「筋トレ」と「AIチップ」に共通する成功の法則
趣味の筋トレの話になりますが、トレーニングも同じです。
ただ重いウェイトを持ち上げる（＝単なるスペック競争）だけでは停滞します。
本当に強くなるためには、フォームを改善し、栄養管理を見直し、生活習慣全体を最適化する（＝エコシステムを整える）必要があります。
AIチップの競争も、今はその「最適化フェーズ」に入ったと見ています。
個別部品の性能向上よりも、システム全体の効率性や使いやすさが価値を生む時代です。
この流れを理解しているかどうかが、数年後の皆さんのポートフォリオの差になって現れるでしょう。
個人投資家が今すぐできるアクションとは？
では、この新局面を前に、僕たち個人は何をすべきでしょうか？
まずは、情報感度を上げること。今日の記事で紹介したような「競争軸の変化」をしっかりと意識してください。
そして、目先の流行に飛びつくのではなく、「次に誰がインフラを握るのか？」という視点で、関連する企業や技術をリサーチしてみる。これが重要です。
僕自身、海外のスタートアップと話すときも、彼らの技術がいかに既存のインフラとスムーズに連携できるか、という点を非常に重視しています。
今日のニュースを、ただの経済ニュースで終わらせるか、それとも未来の資産を築くための羅針盤にするか。それは、皆さん次第ですよ。
せきねもんとは？ プロフィールまとめ
20代でIT事業を立ち上げ、若くして成功を収めた実業家・投資家。現在は複数の企業の顧問やスタートアップへの投資を軸に活動しています。海外旅行と筋トレが趣味で、SNSでのビジネスや自己啓発に関する発信は、多くの若者から支持を集めています。誠実さと的確なアドバイスが持ち味です。
